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日本原子力学会「 2014 年秋の大会」初日のセッションに,講師として登壇します。 企画:日本原子力学会 社会・環境部会 日時: 2014 年 9 月 8 日(月) 13 時~ 14 時 30 分 場所:京都大学 百周年記念ホール 内容:大飯原子力発電所 3 ・ 4 号機運転差止請求事件第一審判決(福井地判平成 26 年 5 月 21 日)について,藤原を含む 2 名のプレゼンテーションののち,パネルディスカッション。 詳細情報:日本原子力学会ウェブサイトに掲載 http://www.aesj.or.jp/meeting/2014f/j/J14Fall_TOP.html

近況報告(2014年7月3日)

藤原研究会(藤原ゼミ)卒業生の諸君、その後お元気ですか。今年上半期の報告です。 [自治会長]  5 月の自治会総会および港南台第一小学校防災拠点運営委員会引継会を済ませ、やっと一段落です。藤原政権の目玉政策だった自治会独自の「街路灯 LED 化プロジェクト」は、 12 月に 30 灯分の LED 化契約を締結し、設置地点の選定も終えた 1 月下旬に、突如として横浜市が、平成 26 年度に PFI により「 NTT /東電共架全灯 LED 化」の方針を明らかにしました(「構想」を、ぱくられた?)。このため契約先に迷惑をかけましたし、町内会中点検にまわった我々の苦労も水泡に帰しました。自治会総会で「結果論ながら無駄な予算執行」と批判されかねなかっただけに、大事に至らなかったのは幸いです。  3 月の、次期自治会役員選任時に、留任や 1 年間「顧問」就任の声も皆無ではなかったが、「研究に戻る」との方針どおり退きました。防災拠点の運営委員会は、慣例により、 1 年間はアドバイサ-として残らざるを得ませんでした。 [研究アウトプット]  論文は難航しています。先便で述べた 1 月の行政判例研究会の報告原稿が『自治研究』 8 月号あたりに掲載の見込みです。自治会長として見聞した出来事について、事例演習形式で『自治実務セミナー』に不定期連載の企画が認められましたので、( 9 月号あたりから)楽しみにして下さい。 [学会活動]  3 月 18 日(火)午後 1 時、公益事業学会政策研究会のシンポジウムが開催されました。藤原報告の要点は、公益事業研究に掲載予定のほか、帝京大学・橋本悟氏の尽力により YouTube で配信されています。 www.youtube.com/watch?v-OGhTstTwznk  古稀定年により公益事業学会理事を退きましたが、学会賞委員長はあと 1 年です。同学会企画委員会設置の(電力、ガス) 2 研究会に参加しており、ガス制度研究会は今年度活動を開始し、電力も間もなく再開と聞き及びます。  春の学会に出席しました。「今年はおとなしくしていよう」と思いながらもフロアからついつい発言する癖は治らず、まるで「絶滅危機種」と自認しています。 6 月 7 日(土)は、日帰りにて高崎経...

近況報告(2013年12月12日)

藤原研究会(藤原ゼミ)卒業生の諸君、その後お元気ですか。本年も残り少なくなりました。 去る12 月1 日(日)、1970 年慶應義塾大学助手時代からの指導教授であられる金子芳雄先生の米寿記念で、大学院で指導戴いた弟子の集まりが、帝国ホテルでありました。金子先生はお元気でして、「君、古稀として、あと15 年はやれるね」と私におっしゃって下さいました。慶應義塾大学退職時に宣言したライフワーク(先便参照)を仕上げるためには、あと10 年くらいを覚悟していますので、その意味でも有り難い激励でした。 私は、慶應義塾在職中最後の教授会において、「慶應義塾退職後も三田に3L (Law School, Library, Lunch )で来る」と予告しました。今年度法科大学院非常勤を御役御免になり「2L 」に減少しました。最後のL である昼食は、通常イタリアン「ちょっとローマ」か天麩羅「よし田」でとります。国内出張時には、もっぱらイタリアンを食べ比べますが、「ちょっとローマ」は決して他店にひけをとらないことを実感しています。両店いずれも価格・味ともにお勧めです。10 月18 日、この「よし田」で、たまたま東京大学醍醐聰名誉教授をみかけました。公益事業学会でともに副会長をつとめ、総務省の情報通信審議会電気通信部会接続員会でもご一緒したのですが、実に久し振りでした。商学研究科か何かに月(つき)1 とのことでした。 先便でふれた地域防災拠点(避難所)訓練、10 月26 日(土)に実施予定でした。台風27 号及び28 号接近で前日(金)正午の気象情報での開催是非決定を考えていました。しかし諸般の事情で、前々日(木)午後4 時、中止を決定せざるを得ませんでした。 日の峰自治会長の年度内最後のイヴェントである「もちつき大会」は12 月7 日無事終了しました。これで「峠を越えた」といいたいところですが、自治会次期役員引継ぎまでに、街路灯LED化プロジェクト、地域防災拠点(会計報告、新たな補助金申請等)残務整理等が控えており、まだまだ気を抜けません。 [研究アウトプット] 先便で述べた昨年12 月の行政判例研究会の報告原稿、「省エネ法に基づく工場単位の燃料・電気使用料等の取得情報の情報公開法5 条2 号イ該当性」が、自治研究89 巻11 号128 ~145 頁に...

近況報告(2013年9月2日)

藤原研究会(藤原ゼミ)卒業生の諸君、お元気ですか。残暑お見舞い申上げます。  65 歳で慶應義塾を退職した2009年ゼミOB会で「次回OB会は古稀のとき」と申しましたが、早いもので古稀まで半年を切りました。今年3月明治学院を退職し、43年間に及ぶ大学生活に終止符を打ちました。4月以降の非常勤講師の依頼がなく教壇から去ったことを無念に思いましたが、「研究」に邁進できると思い泣く泣く「教育」への未練を絶ちました。「卒業」といえば先月、板野友美(ともちん)がAKB48から独立しましたね。  今、研究三昧かというと、そうではありません。4月に任期1年とはいえ自治会長(町内会の世帯総数は七百超え。会員は五百世帯超え)を引き受け忙殺されたためです。当初何も分からないままでしたが、ようやくコツが飲み込めた感じがします。自治会内部のことに振り回されるほか、小学校、区、連合自治会等の外部関係も結構大変です。イヴェントとして自治会及び連合の「夏祭り」を終え、来月下旬「地域防災拠点」防災訓練が残っています。地元小学校校区のうち小学校が防災拠点(避難所)に指定されている4自治会について、市長なり区長から辞令一つないままに輪番で防災拠点運営委員会委員長になってしまいました。自治会長就任以来、行政法学者に無縁だった市・区行政の様々な問題点に気付きます。差し障りのある話もありますが、会長の任期終了後、随筆としてでも執筆できればと願っています。 [研究アウトプット及び研究計画]  昨年12月の行政判例研究会の報告原稿を自治研究に寄稿した以外、今年に入って業績はありません。上記原稿の校正は来月、刊行は自治研究本年12月号の予定です。  残暑を乗り切り、一日も早く執筆停止中の行政訴訟に関する論文(斎藤和夫教授退職記念)を再開・完成させ、ライフワーク(電力アンバンドリング。関連してガス、電気通信アンバンドリング)の研究に着手したいものです。時節がら、(若干の先行業績があるものの)既設原子炉への後発的規制強化にも興味を覚えます。 [審議会等]  先便のように情報通信審議会と情報通信行政・郵政行政審議会は2年任期で更新されました。審議会委員は発令時70歳定年のため、今回が最後です。原子力発電環境整備機構( NUMO )情報公開適正化委員会委員(長)も任期が更...

近況報告(2012年12月2日)

師走に入り Advent (降臨節)を迎えました。藤原研究会(藤原ゼミ)卒業生の諸君、お元気ですか。古稀(再来年 2014 年 1 月)も間近ですが、定期健康診断の結果もまずまずで、元気にしています。 7 月 17 日(火)、旧友の日本大学法学部・大学院の野木村忠邦教授のご厚意により第一部・( 4 月の欧州出張の情報等をもとに)欧州からみたわが国エネルギー市場、第二部・東京電力料金問題の二部構成で大学院特別講義を担当しました。いずれ折をみて日大の紀要に講義録をかね「 3 ・ 11 以後のエネルギー法」について論文執筆の予定です。このところ「老前整理」ではありませんが、省エネルギーのための冷蔵庫買い直しに際し、古冷蔵庫の搬出・新冷蔵庫の搬入のため、書斎・書庫・応接間はおろか玄関・廊下にまではみ出した書籍・書類の応急片付けにあけくれ、論文作成は目下停止状態です。 12 月 15 日(土)午後、「行政判例研究会」で現職最後の報告として、最判平成 23 年 10 月 14 日判例時報 2159 号 53 頁を扱います。昨年同様情報公開の裁判例で、法 5 条 2 号イ(法人情報)及び同号ただし書(公益的開示)が争点です。環境情報といっても、もっぱら省エネルギー及び地球温暖化防止の話なので、川崎市の公文書公開審査会委員在任中に扱った在来型の公害情報案件とは大きく異なると思われます。審査会当時、扇島連絡協議会の事案では、数回の日曜出勤もまじえながら、膨大な公文書を前に、有価証券報告書の記載等と比較しながら格闘したことや、別事案の口頭意見陳述の際に公害病認定患者の生の声を聞いたこと等、鮮明に思い起こされます。思いで話はともかく、私にとって「余り文献もなく自分の直感だけで勝負できる」というのが理想的な判例評釈ですが、本日ちらっと文献をみたところ、今回ばかりは関連判例研究文献が多く、これら先行業績に何かを付加するのは大変そうです。 以下、本年下期の海外調査出張、国内出張、審議会等活動、カラオケの順に近況を報告し、最後に明年の計画を披露します。 1. 海外調査出張 1.1. 旅程 明治学院大学・現職最後の出張として、 11 月 19 日(月)から欧州に出かけました(帰国は 26 日)。近時は割高の日系及びルフトハンザを避け KLM 等でしたが、慶應生協から...