近況報告 2025年7月23日

ゲリラ豪雨の地域がありながら、当地は空梅雨状態のまま梅雨があけました。炎暑のなか、お元気ですか?

参議院議員選挙の投票日だった今月20日(日)、プロ野球では、阪神が早くも巨人に今シーズン勝ち越しを決め、ゴルフ明治安田レディースでは、小祝さくらが逆転優勝で、実に気持ちの良い一日でした。もっとも翌日阪神は、一塁手の本塁悪送球、先発投手の交替時期及び継投の采配ミスによって、普段通り(?)逆転負けを喫しています。

日米関税交渉、政局の話等は棚上げにして、今回は文字通り最低限度の近況報告にとどめます。

[Ⅰ 巣ごもり通信(最終回)]

(1)遂にオミクロン株の餌食に

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、2020年1月16日以降、通院と最低限度の食糧・日用品買物以外の外出を控え「巣ごもり生活」を根気強く5年間も継続してきました。ところが今年2月22日(土)午前、風邪気味で連休前なので用心のため内科にいったところ、簡易キット検査の結果「COVID-19に感染。28日まで禁足」と宣言されました。帰宅後同日午後2時に38度発熱したきりで、ただ咳はなかなか止まらず、(2)で述べる手術予定日までに体調復調を願い3月5日に耳鼻科にかけこみ、抗生剤服用しました。

そもそも巣ごもり生活なのになぜCOVID-19へ感染したのでしょうか。第1に、バスに患者が同乗していたのか、第2に、病院で感染者に遭遇したか。こじんまりした専門病院なので可能性は低く、むしろ第3に、午前の診療のあと手術に備え心臓エコー検査を午後にという話で、やむをえず病院近くのファミレスで昼食をとりました。店舗は長時間粘る客もあり混んでいて、換気も不十分だったので、ここが感染源の可能性大です。もはや「巣ごもり」は無意味に思え「巣ごもり通信」は「最終回」と銘打ちますが、他の感染症もあるし、当分の間は、外出・外食・旅行規制をつづけるつもりです。

(2)手術

1970年4月塾助手就任以来耳慣れた「藤原先生」という呼びかけで、全身麻酔から覚めました。時は3月26日、場所は病院です。脳梗塞リスク低減のため頸動脈ステント留置術を受けました。丸善で購入の吉村紳一編『脳血管内治療スタート&スタンダード』58頁(メディカルビュー社、2018)によると、手術中の徐脈・低血圧の出現頻度は「ともに27%に達するとの報告」とのことです。私も手術中に脈拍・血圧が乱高下し、血圧が一時50にまで下がったそうです(全身麻酔なので、本人は不知)。前に記したように洞不全症候群(6分間もの空白)との診断で2023年ペースメーカー挿入術をうけているので、脈拍はペースメーカーによる支えがあったと思われます。

術後6日目、「エイプリル・フール」に退院しました。自宅静養により徐々に回復するはずが、先週で400週を超える朝晩2回の血圧・心拍数測定からわかるように、普段はペースメーカーで50前後の心拍数なのが一気に80~90に跳ね上がり、朝からの眠さ、全身の倦怠感で、午前・午後の2回は昼寝をする始末です。丸善で購入の伊豆津・今井・桑名・寺田編『今日の治療薬解説と便覧2024』613頁(南江堂、2024)によれば、服用の抗血小板薬の副作用「警告」欄に「脈拍数増加」との記載があります。手術を受けた病院の医師も、ペースメーカー定期診察(5月下旬)でも、異口同音に当該抗血栓材(俗にいう「血液さらさら薬」)の副作用と指摘され、術後3か月を過ぎた7月1日をもって主原因の薬の服用を停止したところ、同日夜から急に心拍数が(私の)正常値に戻り、ほっとしたのも束の間、しばしば40を割ることもあり、逆に不安になります。

(3)術後は、カテーテル(ステント)挿入の足のつけ根あたりに痛みが残り、足がつる感じで体操どころではなかったのですが、次第に回復していって、今では1サイクル40分程度のラジオ体操・自衛隊体操・ストレッチを平均日に2サイクルほど出来るようになっています。とはいえ、右足のつけ根あたりの軽い痛みは完全には消えていません。

[Ⅱ 身辺での出来事(続報)]

(1)先便(2)の東京コミュニティ財団の助成委員会は、その後も数回リモート会議がありました。

(2)先便(3)の原子力環境整備機構(NUMO)の情報公開等適正化委員会委員は、開店休業です。

[Ⅲ 執筆]

執筆が再三頓挫していますが、本年初頭にようやく論文目次、検証命題という論文の骨格の構想をかためました。再度執筆に着手したものの、またもや新型コロナウイルス感染症、手術、術後の「眠さ」に加え、炎暑もあって「本調子」にもどれないまま、その日暮らしで、時々文章が頭をかけ巡りはしますが、実際の執筆作業は進展していません。

せっかくペースメーカー挿入、頸動脈ステント留置の2つの手術により生かされた身であり、女房も「巣ごもり生活にうんざり」「料理の腕のふるいようがない」とこぼしつつも、低塩・低脂肪・低糖の食餌療法につきあってくれていますので、遅くとも年内には第一次石油危機とウクライナ戦争後のエネルギー危機との対比という懸案の論文を仕上げたいと願っています。

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