近況報告 2024年7月30日(火)
暑中お見舞い申し上げます。このところ日中は摂氏40度弱、夜間も30度弱という例年をはるかに上回る熱波の毎日です。もっとも比較的湿度は高くなく、この点では会議で2度訪問したシンガポールや、帰路現地調査で訪問したマレーシアほどにはムーンとしていないだけ救われます。
新型コロナ(COVID-19)は、先便(2023年12月、2024年1月2日追記)ののちも終息せず、いまは第11波に入っているとのことです。
6月9日(日)、公益事業学会のため実に4年振りに鶴見川・多摩川を越えて三田校舎に行きました。日曜のためキャンパス内は閑散としていました。私はもともと花粉症で年中マスク着用なので、暑くなってもマスク着用に違和感はありませんが、電車が横浜駅に近付くと、マスク着用者をほとんど見掛けなくなるのは驚きです。帰宅まで、車内も街中も生きた心地がしません。
先便で述べた植田日銀総裁の金融政策、公式の金利上昇は国債利払い増につながるとの忖度のもと、動く気配がほぼありません。一部政治家の線香花火的発言による円高はあっても、コーネル大学滞在の1985年(阪神タイガース優勝の年)、コロンビア大学滞在の1992年~1993年当時の円・ドル為替レートからすれば、まだまだ円安です。いずれにせよ、円安による国際的購買力の低下による資源エネルギー(光熱費、冷房費)高、食材高による生活圧迫に加えて、子育て世代優遇の財源としての健康保険料引上げにより、年金世代は悲鳴をあげています。早い話、エンゲル係数はうなぎ上りです。安倍内閣以降顕著な歯止めなき「ばら蒔き作戦」による国債乱発は、結局は次世代がツケを払うことになるのですよ。
[Ⅰ 巣ごもり通信(続報)]
2020年1月からの「巣ごもり生活」は相変わらずです。ペースメーカー装着後丸1年が経ち、体になじんできたのか、30歳台から少し高めだった血圧もおどろくほどさがって非常に安定的です。日課の30~40分を要する「体操」は、先便で日に2サイクルと書きましたが、これに加えて起床後にラジオ体操1~3をするようになりました。
[Ⅱ 身辺での出来事(続報)]
先便(3)の「総合病院の移築」問題その後
問題の病院は、都市計画法上の都市施設(同法11条1項6号)であるため、都市計画の一部変更の手続が付随します。第1に、病院の「位置」及び「面積」の変更、第2に、同病院への交通アクセスのための周辺道路の路線の一部変更です。市の「素案」に対する「公述申出」の受付があり、4月22日夜に公聴会が開かれました。私は予め論点ペーパーを提出したものの、同夜は欠席のため代理人代読になりました。6月21日付けの市長名での「公述意見の要旨と市の考え方について(通知)」が郵送されてきました。もっとも、ここでは詳論を避けますが、「都市計画基準(13条)に抵触」との私の公述意見と、「市の考え方」とは、全然話がかみ合っていないのです。今後は、都市計画案の作成、縦覧・意見書受付、都市計画審議会、告示と進んでいくそうです。
先便(5)の東京コミュニティ財団の助成委員会は、つい先日能登地震関連の基金をめぐり電話回線によるリモート会議がありました。
[Ⅲ 執筆]
教育・研究の場での「生成AI」が話題になっています。
有斐閣『書斎の窓』に民事訴訟法の伊藤教授が「生成AIに体系書は書けない」と断じていますが、私は、文献検索や単純に過去の情報をもとにした論文にとどまらず、体系書すら生成AIに可能な気がします。こうした先々を考え、生成AIにうちかつ作品を世に問うにはどうすればいいかなどと思案しているうちに、時間が経つばかりです。
そろそろ割り切ってといか、居直ってというか、腹をくくって執筆するしかなさそうです。次回にはよい結果をお知らせできれば、と思っています。
[Ⅳ おわりに]
待ちに待った西野カナが復活しました。彼女の最新作は、傘寿の私が歌える曲ではないのが残念です。
元兵庫県知事の金井元彦氏にあやかって命名された齋藤元彦知事、彼の取り巻きの「牛たん倶楽部」、彼の知事誕生に関わった国及び府県の自由民主党・維新の会の議員・大臣・知事らによってかき回されたわが郷里・兵庫の県政の混乱について、是非とも言及したかったのですが、彼等を断罪するための確証が不足しているため、今回は見送ります。