近況報告（2013年9月2日）

藤原研究会（藤原ゼミ）卒業生の諸君、お元気ですか。残暑お見舞い申上げます。

　６５歳で慶應義塾を退職した２００９年ゼミＯＢ会で「次回ＯＢ会は古稀のとき」と申しましたが、早いもので古稀まで半年を切りました。今年３月明治学院を退職し、４３年間に及ぶ大学生活に終止符を打ちました。４月以降の非常勤講師の依頼がなく教壇から去ったことを無念に思いましたが、「研究」に邁進できると思い泣く泣く「教育」への未練を絶ちました。「卒業」といえば先月、板野友美（ともちん）がＡＫＢ４８から独立しましたね。

　今、研究三昧かというと、そうではありません。４月に任期１年とはいえ自治会長（町内会の世帯総数は七百超え。会員は五百世帯超え）を引き受け忙殺されたためです。当初何も分からないままでしたが、ようやくコツが飲み込めた感じがします。自治会内部のことに振り回されるほか、小学校、区、連合自治会等の外部関係も結構大変です。イヴェントとして自治会及び連合の「夏祭り」を終え、来月下旬「地域防災拠点」防災訓練が残っています。地元小学校校区のうち小学校が防災拠点（避難所）に指定されている４自治会について、市長なり区長から辞令一つないままに輪番で防災拠点運営委員会委員長になってしまいました。自治会長就任以来、行政法学者に無縁だった市・区行政の様々な問題点に気付きます。差し障りのある話もありますが、会長の任期終了後、随筆としてでも執筆できればと願っています。

［研究アウトプット及び研究計画］

　昨年１２月の行政判例研究会の報告原稿を自治研究に寄稿した以外、今年に入って業績はありません。上記原稿の校正は来月、刊行は自治研究本年１２月号の予定です。

　残暑を乗り切り、一日も早く執筆停止中の行政訴訟に関する論文（斎藤和夫教授退職記念）を再開・完成させ、ライフワーク（電力アンバンドリング。関連してガス、電気通信アンバンドリング）の研究に着手したいものです。時節がら、（若干の先行業績があるものの）既設原子炉への後発的規制強化にも興味を覚えます。

［審議会等］

　先便のように情報通信審議会と情報通信行政・郵政行政審議会は２年任期で更新されました。審議会委員は発令時７０歳定年のため、今回が最後です。原子力発電環境整備機構（ＮＵＭＯ）情報公開適正化委員会委員（長）も任期が更新されました。専門委員のエネルギー総合推進委員会は、残念ながら今年度で活動幕引と聞いています。

［学会出張］

　２月にＩＢＡ（国際法曹協会）協賛のシンガポールでの会議に出る予定を立てていましたが、主催者が一方的に秋に開催を延期したため、適いませんでした。

　６月の公益事業学会（福岡大学）、２日目セッションの司会役でした。おそらくは福岡最後の出張と思い、慶應義塾大学学部生時代に日本福音ルーテル教会田園調布教会の派遣神学生だった白髭義　（現）牧師、神戸大学大学院生時代に日本福音ルーテル教会神戸東教会牧師だった森部信（現・引退）牧師に再会でき、よき思い出になりました。

　来月１０月京都で開催の日本公法学会には、昨年行政判例研究会納会帰路に東京大学宇賀克也教授から（フロア発言要員として？）お誘いを受けたこともあり、宿の手配も済ませています。

［カラオケ］

　３月に、明治学院大学法科大学院送別会の二次会、所属事務所のカラオケ会、私的カラオケ会等の場で、仕入れていた新曲を多数披露しました。年齢のせいか高音が出にくくなり、極力キーを下げたものの「音合わせ」が難しく、耳に残る歌手の原曲のキーに引きずられる失敗例もありました。

　４月以降カラオケの機会はありませんが、目下ＡＫＢ４８「恋するフォーチュン・クッキー」西野カナ「涙色」等を仕込み中です。