近況報告(2020年7月12日)

   ○ コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミックの真っ最中です。感染症及び豪雨で被災された方に、お見舞い申上げます。昨年12月の補遺を含む本年上半期の近況報告が遅れまして、ご心配をおかけしました。
  何しろCOVID-19は、高齢者で持病持ちほど重篤化しやすいとの話ですから、本年1月16日(木)都内での次世代電力ネットワーク研究会出席を最後に、在宅勤務(remote working or meeting)です。「生活の維持に必要な場合を除き・・・居宅・・・から外出しない」(新型インフルエンザ等対策特別措置法45条)ということで、自宅最寄り駅駅前スーパーマーケットへの買い物と、定期的通院(1か所)以外、巣ごもりの毎日です。とはいえYou Tube にある体操もラインナップに加えて、先便のように屋内運動は心掛けております。体操といっても、ともちんHPからアクセス可能な「板野体操」などは年寄りには不向きですから「NHKラジオ体操」のことです。
  ○ 本年6月上旬の神戸大学での公益事業学会にあわせ関西ゼミOB会も企画されており、大変楽しみにしていました。
  しかし1月末にこの感染症の「6月収束は無理」と考え、出張の取りやめを決意しました。そこで2月初頭OB会幹事に連絡しました。同様に法律事務所の五周年記念夕食会も欠席しました。その後塾関係では法学部懇親会・卒業式等、研究会では行政判例研究会等、多くの行事・会合が続々と開催中止に追い込まれました。私の判断は、どうやら先見の明があったようです。
  以上の次第で、本年は恒例の都内でのゼミOB会の開催を断念せざるを得なくなりました。これからじっくり3密回避の「新常態( new normal)OB会」を模索していきましょう。
  ○ 昨年12月の補遺として,12月3日のエネルギーフォーラム社主催の有料セミナーでの(司会者山内弘隆教授から発言を促されての)発言録と、同月14日公益事業学会関東部会での発言録を掲載の予定でした。しかし目下次項の論文執筆中で気持ちにゆとりがないため、次回にまわします。
  ○ しばらく執筆が止まっていた『自治実務セミナー』不定期連載の「町内会長がみた行政法」でコロナ感染症をあつかってみたいと考え、新聞・雑誌記事、各種ウェブ情報から組立て、4月11日に「新型コロナで緊急事態宣言!」と題し書き上げ、編集部に送付しました。ところが編集部の在宅勤務体制も手伝い、掲載の気配なく、5月末には本感染症対策の論点が出尽くしの感がしました。    
  そこで作戦変更、2年振りに『法学研究』に寄稿すべく準備を始めました。とはいえ大学図書館は依然として「閉館」状態か、最近「再開」したといっても、予約資料の授受のみで書庫出入りは依然禁止のため、使い物にはならず閉館同然です。使える資料は(丸善雄松堂からの追加購入を含む)書斎文献、新聞・雑誌記事、各種ウェブ情報に限られます。
  論題は「わが国コロナ・パンデミック危機管理の虚像と実像−2020年1月から5月まで」(仮題)です。当初六月末、遅くとも七月初旬には脱稿の予定でした。しかし生来の凝り性(?)が頭をもたげ、調べれば調べるほど疑問や気になる論点が湧き、ウェブ検索もますます裾野が拡大する一方です。おまけに気候不順のせいか年齢のせいか分かりませんが、昼食後必ず猛烈に眠くなり、長めの午睡が必須状態です。このようなわけで執筆がなかなか進展しません。と思ったら『自治実務セミナー』七月号が届き、コロナ特集を組み、阿部泰隆教授の論考も掲載されていました。
  執筆途上ながら今回の原稿は、2年前と同様に、『法学研究』の1つの号に収まり切れない見込みです。慶應義塾大学出版会の法学研究担当者の話によれば、退職記念号が控えているため、分載する号が連続せずに飛び飛びの号になりそうとのことです。ここまでずれ込むと、もうじっくり構えるしかありません。
  ○ 脱稿後、掲載号の見通しが立った時点で、今回の続きをお話します。
しばしお待ち下さい。では、お元気で。

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