近況報告(巣ごもり通信)

 2021年8月11日(水)

書斎のカレンダーでは、本日8月11日は祭日「山の日」ですが、東京五輪の開会式と閉会式に合わせ「海の日」「山の日」を動かして無理やり連休をつくり出したようで、永田町の議員と違って医療機関にツテのない庶民は、コロナ禍なのに医療機関が休みがちで、いざという場合を想定して気が気ではありません。

残暑お見舞い申し上げます。遅くなりましたが、本年上半期(一部7月を含む)の近況報告です。

[ Ⅰ コロナ・パンデミックその後 ]

相変わらずの「巣ごもり生活」を続けています。

ワクチン接種の話題です。得体の知れないmRNAワクチン接種を見送り、塩野義製薬の在来型ワクチンを待つつもりでした。ところが政府が東京五輪開催強行と伝わり、たとえ無観客でも、世界から選手及び関係者が来日し、どのような「変異株」が生み出されるかとの不安感から、思い切ってファイザー社製のを受けました。なかなか接種予約できずに焦るばかりでしたが、やっとのことで7月4日(日)及び25日(日)の2回にわけて、近隣(バス停2つ先)の初めて訪問の内科医で接種を受けることができました。懸念の副反応は(女房は腕の痛みが数日続いたそうですが)私の場合、ほぼゼロ状態でした。

運動不足解消のための自宅での運動ですが、前に記したナイスデイは、ことに気温の低い時期にペダルを踏むのに力を要し、足腰と膝に負担なので思い切って中止しました。代替策として従前のNHKラジオ体操(第1~第3)、自衛隊体操(陸自空自体操、海自第1体操、体育学校推奨準備体操)のほか、新たに自衛隊体育学校推奨「体幹トレーニング術」3つ(プローン・ポジション、スパイン・ポジション、ラテラル・ポジション)を加えています。全体で約40分間かかる計算です。

[ Ⅱ 執筆 ]

昨年春着手の『法学研究』寄稿論文、幾度となく押し寄せる体調の波を乗り越え、恥ずかしながら1年以上を要して、7月末日(正確な脱稿日は8月1日)にやっと完成しました。論題は「わが国コロナ・パンデミック危機管理前史――感染症法制定から2020年3月特措法改正まで」です。論題のあと本2021年にも感染症法及び特措法の一部改正があったので、いささか間延びし過ぎの感もありますが、この「前史」を調べていて、数々の感慨深いことがらに接することができたのは収穫だったと思います。やや長編なので分載になりますが、本日現在掲載号は未定です。次回(本年12月頃)には掲載号をお知らせできると思います。

上記論文の守備範囲外のごく最近の動きは、近々、自治実務セミナーの不定期連載「町内会長が見た行政法」に執筆のつもりです。

[ Ⅲ 学会活動 ]

昨年12月に日本公法学会と日本経済法学会の両学会を退会しました。この結果、「公益事業学会」を除いて、それ以外の内外の学会の全てから退会したことになります。

両学会退会理由の第1は、両学会のシンポジウムともに発言要旨が翌年の学会誌に掲載されるのが常ですが、近年突如として私の発言について、従来はおよそ存在しなかった信じられない不正確な記述(日本経済法学会は2018年12月7日付本欄、日本公法学会は2020年10月28日付本欄参照)にねじまげられ、「学会『命』」だった私も失望したことです。退会理由の第2は、コロナ禍により学会大会開催が徐々にZoom等の利用に置き換わりつつあり、年齢のせいもあって順応できかねるということです。

退会届けに対して、日本経済法学会事務局担当の和久井理子理事からは、退会届け受理の旨の丁寧な書簡を受け取りました。他方、日本公法学会は、いまだに無応答のままです。

[ Ⅳ 音楽等 ]

8月9日(月)BS日テレ「日本のうた」で、持ち唄・藤山一郎「東京ラプソディ」「丘を越えて」等が流れ、歌ってみましたが、高音部についていけなくて散々でした。これでは(途上国からのブーメラン効果もあり、早くてもあと2~3年のち?の)ポスト・コロナのカラオケが思いやられます。

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